『ずるい人が周りからいなくなる本』(大嶋信頼)の感想

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  • 大嶋氏はどんどん新刊を出されていますね~。
    『ずるい人が周りからいなくなる本』もなかなかよかったです。
    今まで私は「ずるい人」とは表現していなくて、「ムカつく人」と思っていました。

    大嶋本は、トラウマがある私にとっては暴露療法みたいなとこがあります。
    本に書いてあるケースが、自分の「ムカつく人」のイヤな記憶を容易に思い起こさせ、直面させられるからです。
    だから、寝しなに気軽に読める本ではなく、なかなか手に取ることができないときもあります。

    ですが、呪文(暗示の言葉や遺伝子コード)は読んでいる箇所に書いてあるので大丈夫。
    本気でメンタル症状を治したい人にはオススメです。

    この本を読むと、日常で「ムカつく」=「ずるい人にイラっとする」ことが減ります。
    私はルールを守らない人が許せなかったんですけど、だいぶスルーできるようになり、自由になった気がします。

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    「ずるい人」は4種類。自分がどのタイプに反応するか?

    この本では「ずるい人」を4種類に分けています。
    私は主に「ルールを守らない人」「自分勝手な人」の2種類に腹を立てますが、あとの2種類のケースでもイラっとします。

    これは効く呪文を絞り込むためで、別に無理やり1つのタイプに絞る必要はありません。

    「ずるい人」に対して過剰に反応する、ということから、花粉症との関連の記述があります。
    花粉症に効く呪文がいくつか書いてありますが、たしかにそのうちの1つはくしゃみの連発を止めるのに効くんです。
    私には効かないコードもあるので、これは不思議ですね。

    「自分勝手な人」のコードは、過食症の人の基本的信頼感の不足にも関係しています!

    テレビで「ずるい人」特集が組まれる理由。見ないほうがいいかも

    大嶋氏はテレビで「ずるい人」特集をやるのは、「ずるい人」に反応してしまう人が多いからだと言います。
    そしてテレビを見て、ますます「この人ずるい!」と反応して怒りに満ちてしまうんだと書いています。

    「『ずるい人』特集ってなんだ?」
    と思ったんですが、たまたまテレビを見たら、隣人に嫌がらせをする人をやっつける番組をやっていました。
    「わっ、本当にやってる!」

    これもルールを守らない非常識な人をクローズアップしているので、見てムカついた人は多いんじゃないかなと思いました。
    最後は「ずるい人」が弁護士や警察にとっちめられる構成でしたが、どっちかっていうと見ないほうがいいかもですね。
    脳のネットワークがつながってしまいそう。

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    「ずるい!」と嫉妬と関係の更新

    「ずるい」は嫉妬とも関連しています。
    格下だと思っていた相手が実力を持っていると分かると、嫉妬してしまいます。
    また、格下の相手がずるいことをするので注意すると、相手は余計にずるいことをします

    大嶋氏は「ずるい」も嫉妬も、電気信号で相手に伝わってしまうと言います。
    ですので、「ずるい人」を責めたり罰したりしてもダメ。
    4種類のうち適合した暗示を唱え、スルーできるようになると楽ですね。

    また、自分を弱者だと思っていると、実は強者なのに、格下の相手を「ずるい」と責め続けて、相手から変な行動を仕掛けられ続ける、という妙なことが起こります。

    嫉妬されたり攻撃されたりするということは、実は自分の方が立場が上になっているのかも
    それなのに「こんなに弱い私を攻撃して、ひどい、ずるい」と怒ってしまうと、怒りが止まらなくなるのだそう。

    私、以前営業の仕事をしたことがありました。
    入ってすぐ、先輩の成績を追い越しそうになって、その先輩は私が大きなミスをするよう、罠をかけてきました。
    あんまりにもバカバカしいようないじめを受け、心身ともにボロボロになり、すぐ辞めました。

    でもけっこう後を引きずっていたんですよね。
    私ってそんなダメな人間だったのかって。
    あれって嫉妬されていたんだな…!

    健常なメンタルの人は、「自分は平均より上」という優越の錯覚を持っているんだそう。
    自分が弱者であるという認識を捨て、相手との関係を更新していくと、自分と同じレベルの人と付き合うことができ、一体感を感じられます。

    まとめ

    大嶋信頼さんの『ずるい人が周りからいなくなる本』を読みました。

    ルールを守らない人、自分勝手な人なんて、すごいいっぱいいますからね。
    この本を読むまでは、いちいち腹を立てていましたし、なんなら注意していました。
    たしかに、内心怒っても、実際に注意しても、相手はますますおかしなことをしていました。

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    それって、スルーしていいんだ!? と分かったのは大きな収穫でした。
    呪文を唱えるというのは、暗示や脱感作といった心理療法の技術で科学的に根拠のあることですが、深く考えずに大嶋氏の言うことに乗ってしまえばいいと思います。


    ココ