スターチソリューションとは?おどろくべき効果と方法!

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  • スターチソリューションとは、でんぷん質をいっぱい食べてやせるダイエット

    ヴィーガンの一種で、動物性食品を一切食べません
    植物性食品を食べる(プラントベース)ヴィーガンの中でも、高炭水化物な一派です。

    スターチソリューションの本が英語版しかなくて読めないので、提唱者のジョン・マクドゥーガル博士の昔の本を買って読みました。

    『完全自然食健康法』(ジョン・マクドゥーガル/メアリ・マクドゥーガル著、藤本エドワード監訳)、1983年(34年前)に書かれた本なので、最新作と違うところも多々あると思います。

    でもどうして高炭水化物食でやせられるのか、基本の理論は把握できるかと思い、ご紹介します。

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    カロリー密度が低いから満足するまで食べられる!

    炭水化物は1g当たり4kcal、たんぱく質も4kcal、脂質は9kcalというのはみなさんもご存知かと思います。
    たんぱく質や脂質を含む食品はカロリー密度が高く、少量でカロリーオーバーになってしまいます。

    スターチソリューションでは、複合炭水化物を食べます。
    野菜・果物・未精製穀物などですね。

    これらは水分と食物繊維でカロリーが「薄められている」ので、胃の容量いっぱいになるまで食べても大丈夫。
    スターチソリューションでやせるわけは、そんな、きわめて単純な理由です。

      
    ハイカーボ・ハンナさんは、フルーツを中心に食べるヴィーガンから、スターチソリューションに変えて30kg以上やせたそうです。

    実際にやってみると、複合炭水化物はおなかがふくれ、血糖値が上がるのでとても満足できます。

    本には書いてありませんが、代謝の問題もあると思います。
    脂質代謝が苦手な人が、同じカロリーで脂質と炭水化物をとったとき、脂質の方が太るからです。

    ちなみに、やせるのに一番いいのはじゃがいもだそうです。
    1gあたり0.76kcalしかないからです(もちろん、油なしで食べます)。

    しかも、じゃがいもはビタミンCやたんぱく質も含んでいます。
    じゃがいもは乳幼児の成長に必要なアミノ酸のすべてを含んでいて、人間はじゃがいもと水だけでもかなり長い間生き延びられるそうです。

    たしかにじゃがいもは、白米や小麦粉よりもアミノ酸スコアが高いです。

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    低たんぱく質でOK!でんぷん質・野菜・果物中心!

    ふつう、植物性たんぱく質はアミノ酸スコアが低いといわれていますよね。

    たとえば、白米は必須アミノ酸のうちリジンが低く、含硫アミノ酸は高い。
    そこで、リジンが豊富で含硫アミノ酸の少ない大豆と組み合わせることによって、完全な食べ物になるという説です。

    なんと、この本ではそれすらも否定します。

    「蛋白質を組み合わせるという意見に従う人は、知らず知らずのうちに、多量の高蛋白質を含む豆類を利用した蛋白質過剰の食事を作ってしまうことがあるので、注意が必要です。この食事は有害です。」(『完全自然食健康法』p119)

    この本では、大人のたんぱく質の最低必要量を、カロリー比で2.5%といっています。
    筋トレする人ならたんぱく質は30%とりますので、2.5%というのを見て私は度肝を抜かれました。
    さすがに2.5%を推奨すると明記はしてありませんが…

    WHO(世界保健機構)は5% (妊婦では6%、授乳中の人は6.7%)といっています。
    仮に5%だとすると、1日に2300kcalが維持カロリーの私は、たんぱく質29gでいいのです。
    これは、豆類をとらなくても、ごはんとそばと野菜だけ食べていても、自然にとれる量です。

    穀物菜食は、肉食のアンチテーゼとして欧米ではかなり古くからある食事法です。
    高たんぱく質がいいのか低たんぱく質がいいのか、両者の主張は真っ向から対立していて、どっちかが流行れば、どっちかが盛り返すといった感じです。
    それにしても、スターチソリューションはかなり極端なほうだと思います。

    炭水化物とでんぷんの違いは?

    ところで、炭水化物(carbohydrate)とでんぷん質食品(starch)について、区別しておきますね。
    炭水化物とは野菜・果物・でんぷん質食品をまとめて称したものです。

    この本でいう、たくさん食べていい でんぷん質食品は次のようなものです。

    ・全粒穀類…玄米、全粒小麦、ライ麦、大麦、とうもろこし、そばなど
    ・豆類…いんげん豆、ひよこ豆、小豆、グリーンピース、レンズ豆など
    ・粉類…全粒小麦粉、小麦粉、そば粉、ライ麦粉、とうもろこし粉など
    ・めん類…スパゲッティー、マカロニ、うどん、そば、ラザーニャなど
    ・根菜類…じゃがいも、さつまいも、人参、大根、かぶなど
    ・かぼちゃ類…西洋かぼちゃ

    「健康を維持する食事」では、上記のでんぷん質を主食に、野菜と果物を副菜にして、あわせて食事の90%をとります。

    のこりの10%に、食生活に楽しみを添えるぜいたくな食材を使います。
    ぜいたくな食材とは、精白穀物・ナッツ・ドライフルーツ・砂糖・植物油などです。

    ダイエットしたい人はなにを食べるべきか?

    しかし、ダイエットしたい人は、それら10%のぜいたく食品を一切避けるべき、とマクドゥーガル博士は書いています。

    主に、緑黄色野菜、いも類、全粒穀物・全粒粉をとります。
    豆類は調理した状態で1カップ、果物は1日3個までに制限します。
    パンはカロリー密度が高いので、避けます。

    あと、アルコールはカロリーが高いですし、カフェインはカルシウムを排出するので避けたほうがいいです。
    き、厳しい…

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    スターチソリューションに変えたときに起こりがちなデメリット

    私はスターチソリューションにしてから、どうもおなかが張ってガスが出るのがいやだと思っていましたが、その点も本に書いてありました。

    「食事を変えると、多くの適応反応が起こります。それは、身体の機能に未経験の感覚や変化を起こすことがあります。これは二週間以内に身体が澱粉食品中心の食事に反応するからで、これが終わるとうまく適応して気持ちよくなるはずです。」(『完全自然食健康法』p225)

    とはいえ、ほんとうに自分に合わないかもしれないし、食事とは別の病気かもしれないので、この食事法を過信しないでください。

    よくあるデメリットは次の通り。

    1. アレルギー

    2. 小麦・とうもろこし・柑橘類などはアレルギーを起こしやすい食品です。食事を変えたせいかもと思ったら、まずはこれらを食事から外します。

    3. おなかのガス

    4. 2週間は慣れが必要。結腸中のバクテリアが大量の炭水化物や食物繊維に適応し、その種類と数が変化すれば、ガスは減ります。

    5. 便秘

    6. 水を毎日8~10杯飲みましょう。

    7. 下痢

    8. 小麦・ライ麦・大麦に含まれるグルテンのせいかも。グルテンフリーにしましょう。

    9. めまい

    10. 血圧の薬を飲んでいて食事を変えたからかも。医者にかかりましょう。

    11. 乾燥肌

    12. 油分が少ない食事なので仕方がありません。保湿クリームを塗りましょう。

    13. 疲労

    14. 食事を変えて1週間目は、力が入らない感じがするかも。摂取カロリーが低すぎる場合は、もっとたくさん食べてください。

    15. 消化不良

    16. 生の玉ねぎ、ピーマン、きゅうり、大根を食べるとよく起こります。そういう場合は調理して食べます。キャベツは調理しても消化不良になりやすい人がいます。自分の食べたものと体調を見て、そういった食品は除外していきましょう。

    17. やせない

    18. 先に述べたように、パンを避け、豆と果物を制限します。じゃがいも、さつまいも、とうもろこしを主食にし、野菜を副菜にしてみてください。

    他にもいくつかありましたが、省略します。

    私の消化不良の場合、豆類も気になっていましたが、たしかに大根を生で食べていました。
    大根ときゅうりは生で食べることが多いので、体調をみて考えます。

    あと、よく玄米や全粒小麦粉の消化が悪い人もおられます。
    すこしずつ食べ、消化を慣らしながら量を増やすのがいいようです。

    関連記事:「スターチソリューションとは?高炭水化物・低脂質でやせる!」

    関連記事:「スターチソリューションで食べてはいけないものを除こう!」

    まとめ

    菜食とかヴィーガンというと、野菜ばかり食べているイメージです。
    でも「スターチソリューション」では全粒穀物やいも類・豆類といったでんぷん質食品をメインにすえます

    でんぷんをいっぱい食べてやせるのは、1g当たりのカロリーが低い のに満足感が高いから低脂質・低たんぱく質 だからです。
    でんぷん質食品を主食にして、野菜と果物を添え、ビタミン・ミネラルをとりましょう。

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    でんぷん質食品は、カロリー密度を考えると全粒穀物を食べることが重要。
    じゃがいもやさつまいも、コーンなら、よりダイエット効果があります。


    ココ