過食症の心の問題とは?過食で訴えていること

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  • 過食症克服のために、心のケアと関連すると思われる「女性としてどう生きていくか」の話です。

    女性は、この競争社会に適応した方が幸せ なのか、競争社会から離脱したほうが幸せ なのか。

    いずれにしても、重要なのは自己表現。
    自分の気持ちを知ること。
    あなたならどっちを選びますか?

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    過食の原因?家族も社会もちょっとおかしいから

    「肥満はフェミニズム的問題」と昔の人はいいました。
    25年ほど前、スージー・オーバックという人が、『Fat is Feminism Issue』という本を書きました。
    落合恵子さんが翻訳して『ダイエットの本はもういらない』という和書になっています。

    ものすごーくかいつまんでいうと、この社会では、

    「女性は外見とセクシーさで、自分の商品価値を高め、恋愛市場で男性を獲得しなければならない」
    「女性は結婚したら、自分自身より家族に関心を向け、出産・育児・旦那の世話・子どもの学校・地域社会・仕事・旦那と自分の親の世話をぜんぶ背負わなければならない」

    というルールがあります。
    後者はいまでいう「ワンオペ」というやつです。

    つまり女性は、

    1. 恋愛市場に飛び込んで競争に勝ち抜き、「女性らしい」人生を送る
    2. そんなのまっぴらごめんだと自分の「女性らしさ」を封印する手に出る

    この2択しかないってことです。

    競争社会に適応する1だと、ダイエットして着飾って、女性同士でマウントしあう。
    競争社会から脱落する2だと、脂肪の鎧をまとって女性役割から逃れようとする。

    いずれのコースを選んでもキツイじゃないですか。

    女性は子どものころから怒りを表現したり、自己主張したりすることを制限されていますし、仕事で自己実現することもまだ許されていません。

    だから女性が主張できる唯一のポイント「外見」で表現しようとして、容姿とそれに関連する食べ物にこだわるのですね。

    摂食障害の人は、

    『今の世の中や、私の家族ってどっかおかしいよね』って言いたかった」(『拒食症と過食症の夜明け―摂食障害歴35年の専門カウンセラーが教える7つの方法則・摂食障害脱出プログラム』(橋本道子)

    のだと思います。

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    過食嘔吐はやめなくてもいいんじゃないの?

    過食嘔吐の方はふつうに恋愛して結婚されている方も多いと思います。

    このあいだ私が、買い物中に出会った女子の集団。
    そのうちの1人が「私こんなに太っちゃった~。もう結婚できないよね」と笑いながらいっていました。

    そばにいた私には的確にブッ刺さりましたが、ほかの女子たちも表面上笑いながら、なにか痛々しい雰囲気を醸し出していました。

    容姿とりわけやせているか太っているかは、女子にとって友人集団内のカーストに直結するし、実際に彼氏をつくれるかどうか、結婚できるかどうかにもかかわってくるのだと思います。
    それはこの世界で生きていけるかどうかという問題なので、そりゃみんな過食嘔吐してでもやせますよね。

    結婚・出産しても過食嘔吐がやめられない人が多いのも、社会全体が「女性はやせているほうが美しく、価値がある」ルールなんだから、無理のないことです。

    しかも、やせすぎていれば若い女性として扱ってもらえ、既婚女性の社会的役割を少し免除してもらえるかもしれません。

    でも、なにもやせることでなにもかも得ようとしなくていいのです。

    親や友人、夫の愛がなくてもあなたはじゅうぶん1人で生きていける年齢です。
    もう愛を求めないと決めてください。

    そして、いやなこと、やりたくないことがあるのなら、くりかえし言葉でおだやかに表現してください。
    いやなこと、やりたくないことを「自分さえ我慢すれば」なんて思わないでください。

    脂肪の鎧は脱がないほうがいいんじゃないの?

    一方、私のように人間嫌い、女性の社会的役割は不公平すぎると思っている人、あるいは男性にそういう対象として見られたくない人もいます。

    太っていることもまた、実際に有効に機能します。

    実際に太っていると、男性をひきつけませんし、「なんで彼氏つくらないの?」ともいわれません。
    善意(?)で「誰か紹介してあげようか。あの人がいいかな~、この人がいいかな」などといわれると、心の底から嫌悪感を感じ、さらに太ってそういう話題を遠ざけようとします。

    ただですね、太った体は自分自身が気に入らないんですよね。
    でもすこしやせるとたちまち、女性としての役割を期待されそうで、不安なんですね。

    じゃあ、どうすればいいのか。

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    くりかえし声を大にして「私は、結婚したくない」と主張しなくてはいけません。
    いままで脂肪の鎧によってそれを表現していたんですが、もっと直接的に、うまく表現する必要があります。

    「はやくしないと売れ残ってしまうぞ」とか言う親戚のオッサンには、「まだ本気で愛せる人に出会ってないだけよ…」といってごまかしておきましょう。

    そして、もし仮にやせることができても、恋愛しなくていい、結婚しなくていいと、自分に納得させる必要があるでしょう。

    関連記事:「BOOCSダイエットって?脳を癒す、心を癒す」

    まとめ

    フェミニズム的問題が過食の背景のすべてではないけど、たしかに一部いえてると、私は思います。

    現実には「女性の社会的役割」を選ぶにしても拒否するにしても、それをやせや肥満と切り離すことは、思った以上に難しいことなんですけど。
    「女性はやせているほうが美しい」と女性のワンオペが問題になっている社会に、生きているわけですから…

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