釜池式糖質ゼロ食は危険!?やっていいのは糖尿病の人だけ!

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    糖質ゼロ食ってご存知ですか?

    ふつうの糖質制限よりもっと糖質をゼロに近づけて、しかも夜の1日1食だけという食事法です。
    重い糖尿病患者のために、釜池豊秋さんという医師が開発しました。

    糖質制限で体調がよくならなかった私は、「もっと糖質をカットしなくちゃいけないんだ」と思って、糖質ゼロ食をやってみました。

    その結果…めっちゃやせました!!
    そしてリバウンド、体をすっかり壊してしまったのでした…

    なぜ私は、糖質ゼロ食でやせた体ををキープできなかったのでしょうか?

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    糖質ゼロ×夜の1食(釜池式)は重度の糖尿病食!減量効果絶大

    「糖質ゼロ食」を考案した釜池豊秋氏という医師がいます。
    基本的に糖質制限(といったらご本人は怒ると思いますが)で、OK食材とNG食材は次の通り。

    「糖質ゼロ食」で食べてよい食材

    • チーズ
    • 豆腐類
    • レタスや小松菜などの葉野菜、キノコ・海藻
    • コーヒーや緑茶、蒸留酒・辛口のワイン

      

    「糖質ゼロ食」で食べてはいけない食材

    • 砂糖
    • 小麦粉
    • ごはんほか穀物
    • 根菜・芋類、果物
    • 大豆以外の豆類
    • くるみ以外のナッツなど

      

    1度に摂取していい糖質は5gまで。
    (人体の血液中のブドウ糖がそれくらい)
    厳密には肉にも糖質が微量に含まれていて、ゼロにはなりませんが、できるかぎりゼロに近づけます。

    そして基本的に夜の1食
    朝や昼は糖質を含まないコーヒーや緑茶。
    それだけではツライ人は、昼はかるくチーズや卵など食べても可です。

    日中、足りないエネルギーは体脂肪を燃焼させて得るという理屈で、実際、減量効果はすごいです。

    一時私は、これで52kgまでやせたことがあります。
    生理が止まって、すぐ64kgまでリバウンドして、副腎疲労になりましたけどね(-゛-;)

    釜池式が1食の理由は、とにかく血糖値をピクリとも上げたくない、インスリンを少しでも分泌したくないからです。
    糖質制限であっても、食事をするとわずかな糖質やたんぱく質摂取で血糖値とインスリン値が動きます。
    食事をしなければそのおそれがありません。

    彼は糖尿病の患者さんにそれを教え、一定の治療効果を上げました。
    書籍『糖質ゼロの食事術』や『糖質ゼロ健康法』を見ると、患者さんはかなり重度の糖尿病の方々です。
    男女ともおられますが、いずれも中高年の方です。

    糖尿病の人は、「高血糖」「インスリン分泌不足」「グルカゴン分泌過剰」「糖新生亢進」という特徴があります。

    糖質代謝が正常にできないという病気だから、もはや糖質をとることができません。
    だからエネルギー源を糖質から脂質に完全に乗り換えようということです。

    脳のおもなエネルギーはブドウ糖なのですが、脂肪酸代謝が活発になったとき、ケトン体という副産物が出ます。
    これを脳のエネルギーとして使えるため、糖質をとらなくても大丈夫なのですね。

    でもちょっとでも糖質をとったり、インスリンが分泌されたりするとケトン体が産生されなくなってしまいます。
    脂肪酸代謝でい続けるためには、厳しく糖質ゼロにしなくてはいけないのです。

    では、糖質ゼロ食を糖尿病でない人がおこなったらどうなるのでしょうか。

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    糖質ゼロ食、できる人はできる!できない人はできない!!

    健康な人では、炭水化物食から糖質制限に変えたら、インスリンの分泌量を体が設定しなおして減らしてくれるかも。
    そして糖新生に必要なグルカゴン分泌を増やします。

    でも、グルカゴン分泌が弱くインスリン分泌が過剰な、低血糖症気味の人には無理な話です。

    私は、糖質ゼロ食を試みたとき、グルカゴン分泌のことを知りませんでした。
    最初はすっごくやせたんですけれど、たぶんこのときに膵島α細胞に負担をかけたのだと思います。
    先に述べたようにリバウンドしてしまったんですが、なぜなのか理解できなくて、何度もトライしなおしました。

    もしグルカゴンが出ないと、どうなるか。

    たんぱく質を食べても食べても、糖新生しないのですから、ブドウ糖には変わりません。
    アミノ酸の刺激で、あるいは食べるという刺激だけでインスリンだけが分泌されます。
    ですので、食事の度に血糖値が下がります。

    それに、食間に血糖値が低くなっても血糖値が上がりません。
    グルカゴンが出ないと、アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールなどの、他の血糖値上昇ホルモンで血糖値を上げようとします。

    これらは副腎から出るストレス対応ホルモン。
    本来、緊急時にしか分泌されないのに、常にこれらが出ると、心身共にボロボロになってきます。

    そしてやがて副腎疲労になり、うつと身動きできなくなるほどの疲労感に襲われます。

    低血糖症の人では、糖尿病の人が糖質ゼロ食をおこなうときとは、かなり違う結果になってしまいますね。
    1食でなく3食でおこなっても、江部式糖質制限でも、血糖値が下がること、内臓に負担がかかることは同じです。

    糖質制限派はなぜか、糖質制限(糖質ゼロでもケトジェニックでも)は人類本来の食事だといいます。
    (菜食派も同じことをいいますが)
    私は、できない人はできないと思います。

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    糖質制限でも穀物菜食でもバランス食でもOK!自分に合う食事を

    糖質ゼロや糖質制限が自分に合うかどうかは、実際に糖質制限をしてみないと分かりません。
    1週間試して、「あれ? 意外に空腹感もフラつきもない。むしろ元気」という人には糖質制限があっています。

    脂質の代謝が上手で、糖質をとらない分、体脂肪をぐんぐん燃やせるタイプ。
    おなかが空かないので「好きなものを好きなだけ食べて満足」します。

    一方、1週間どころか3日でギブアップ、おなかも減るし、頭痛とフラつきで閉口するという人もいます。
    おなかが減るから食事量を増やし、カロリーはアップしますが一向に元気が出ません。

    このタイプは脂質代謝が苦手なので、我慢して1週間やっても、体が慣れることはないでしょう。
    せっかく正常に糖質を代謝できるのですから、適度な量の糖質から効率よくブドウ糖をとればいいのです。

    低血糖症も原因と体質が人それぞれなので、もしかしたら糖質制限が合う人もいるのかもしれません。
    そのように指導するクリニックもあります(日本の栄養療法は基本糖質制限派)。

    自分に合った食事を選ぶときは、テレビや週刊誌の情報で流行りの食品を選ぶのではなく、

    • 糖質制限ができるかどうか
    • 穀物菜食で太りすぎないか
    • 肉や乳製品でおなかの調子がいいか

    少なくとも、上記の3点について自分の体調を観察して選びましょう。

    関連記事:「ダダモ式ダイエット!A型のあなたに合う食材!」

    まとめ

    糖質ゼロは、たんぱく質と葉野菜だけにすれば一応実践できます。

    しかし「糖質ゼロ食」は糖尿病の人にはピッタリですが、低血糖症の人には危険です。

    ふつうの人の中には、血糖値調節能力が正常の人と、糖尿病ぎみの人と、低血糖ぎみの人が混在しています。
    糖質制限を3日試してだめだったら要注意。
    糖新生できない人もいる、ということは覚えておいてください。

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    なお、糖質ゼロ食は糖尿病を完治させる(膵臓機能を正常化させる)ものではありません。
    糖質を食べても、血糖値が正常範囲に収まるのが完治したということですから。
    強度の高いウエイトトレーニングで筋肉を増やし、なんでも食べられるようになるという治療法もあります。


    ココ