低血糖症の症状は?病院へ行く前に自分でできることは?

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  • もしかして低血糖症? と思ったらまずは次の章でチェックしてみましょう。

    甘いものが好きでたくさん食べてしまう人、昼食後の眠気がひどい人。
    食後3時間で空腹になる人、イライラや落ち込みがひどくなってきた人。

    低血糖症専門のクリニックもありますが、保険が利かないですし、高額なサプリメントを勧められます。

    自分で何とかしたい人は、食事がメンタルに与える影響を知り、栄養をバランスよくとるようにしましょう。

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    低血糖症の症状とは?チェックしてみよう!

    低血糖症は「機能性低血糖症」ともいい、こんな症状が特徴です。

    • 食後の強い眠気
    • 強い疲労感
    • 注意力低下
    • 手の震え
    • 動悸
    • 唇が乾く、目が充血する
    • 攻撃的思考、イライラ
    • おちこみ、うつ
    • 過食
    • 肥満

    健康な人は空腹時にグルカゴン 、食後にインスリンが出て、血糖値を80~100mg/dlに保っています。

    ★膵臓ホルモン★
    血糖値上昇ホルモン グルカゴン
    血糖値抑制ホルモン インスリン

    ところが、甘いものの摂りすぎや過食でインスリンが遅延&過剰分泌されるようになると、連動してグルカゴン分泌不足になります。
    空腹時(血糖値70mg/dl台)にグルカゴンが出ないと、血糖値が下がってしまいます。
    糖尿病のインスリン注射による「低血糖」は40~50mg/dl以下のことを指すようですが、インスリン注射を打っていなくて血糖値調節機能がうまくいっていない人の場合、60~70mg/dlでも異常事態です。

    血糖値60mg/dl台になると、副腎からノルアドレナリン・アドレナリン・コルチゾールが分泌され、血糖値を上げようとします。

    ★副腎ホルモン★
    血糖値上昇ホルモン ノルアドレナリン
    血糖値上昇ホルモン アドレナリン
    血糖値上昇ホルモン コルチゾール

    冒頭に挙げた低血糖症の症状のうち、はじめの3つは血糖値が下がったことによる症状です。
    あとはノルアドレナリン・アドレナリン・コルチゾールなどの血糖値上昇ホルモンの副作用です。


         ※反応性低血糖症曲線のイメージ図。おおげさに表現してあります。

    反応性低血糖症では、食後にインスリンが遅れて出るため、糖尿病のように血糖値が200mg/dlになる人もいます。
    そして食後3~4時間に、今度はインスリン過剰分泌で血糖値が下がってしまうのですね。
    1時間に50mg/dl以上血糖値が急降下すると体が低血糖だと判断し、副腎ホルモンが出ます。

    アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールは、それぞれいろいろなはたらきをもっています。
    体のストレス対応脳のストレス対応炎症抑制などです。

    血糖値を上げるために過剰分泌されると、動悸がひどくなったり、攻撃的思考になったり、太ったりします。
    過剰分泌のあとは、枯渇して分泌不足になり、うつ状態・免疫力低下した状態(副腎疲労)になります。

    副腎疲労で血糖値上昇ホルモンが分泌されず低血糖状態が続くと、脳の機能障害が起こることもあります。
    また、何回か低血糖を経験すると、アドレナリンの反応が悪くなることも。
    そうなってしまったら横になっても回復しませんので、ひどい低血糖時にはためらわず、飴を食べたりジュースを飲んだりしてください。

    でも甘いものの食べすぎが低血糖症の原因なので、あくまで飴は緊急手段。
    甘いものを常食するのはやめましょう。

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    低血糖症の病院はどこに行けばいい?どんな治療をするの?

    現在、低血糖症は病気だと認定されていません。
    ふつうの医師は低血糖症という概念を知りませんし、治療してくれる病院も少ないです。
    診断も治療も保険が使えませんので高額になります。

    まずはお近くの病院の内科にかかり、インスリンノーマなど他の病気でないことを確かめてください。
    (空腹時なのに血液検査でインスリン量が多い場合、インスリンノーマが疑われます)

    低血糖症の第一人者は千葉のマリヤ・クリニックです。
    ほかにも栄養療法のクリニックで、5時間糖負荷検査をしているところがいいでしょう。

    栄養療法のクリニックではたいてい糖質制限をすすめます。
    マリヤ・クリニックでは未精製穀物をすすめていますが、治療に大量のサプリメントを使うことは共通です。

    病院へ行く前になんとかしたい!予防と治療は?

    低血糖症の予防の基本は、血糖値の急激な上昇を起こさない食事にすること。
    糖質を控え、高たんぱく質な食事にします。


    (c) .foto project

    バランスの良い食事から主食を半分減らし、その分野菜とたんぱく質のおかずの種類を増やします。
    3食とも主食を抜く糖質制限ができる人はやってみてください。
    (糖質制限できない人は無理しないでください)

    少量頻回食といって、5~6食に分けてちょこちょこ食べ、空腹時間を作らない方法もあります。
    間食にはチーズやナッツ、ゆで卵など、血糖値を上げないものをとります。

    糖質制限で血糖値が安定すると、ほんと穏やかな気分になります。

    糖質制限するということは、脂質代謝を使う割合が高まるということ。
    脂質代謝には、たんぱく質のほか、鉄・亜鉛・マグネシウム・ビタミンB群が必要です。

    それらを含む自然食品をまんべんなく食事にとり入れるのがいいのですが、どうしても料理に手がかけられない人はサプリメントを使いましょう。

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    糖質制限できない人は注意!糖新生できない人は低血糖になります!

    糖質制限できない人の話をします。
    糖質制限をするとかえって低血糖症状が悪化する人もいます。
    それは「肝グリコーゲン分解」と「糖新生」と「脂質代謝」ができない人。

    肝グリコーゲン分解とは、血糖値が下がったときに、肝臓に貯めておいたグリコーゲンをブドウ糖にして血中に放出すること。
    健康な人はこれで血糖値を一定に保っています。

    糖新生とは、肝グリコーゲンの残量が減ってきたとき、肝臓でアミノ酸からブドウ糖をつくるしくみです。
    糖新生をすると同時に、脂肪も燃焼します。

    糖新生はエネルギーのいる作業なので、このエネルギーに脂質をあてます。
    そして体を動かす燃料を糖質から脂質に切り替えます。

    グルカゴンほかのホルモンが「血糖値を上げる」というのは、肝グリコーゲン分解と糖新生をするように、肝臓を刺激しているということなんですね。
    ですが、低血糖症が重症な人は、グルカゴンの分泌不足なので、それがうまくいきません。

    インスリンが過剰分泌しないよう主食の量を加減しながら、いろいろな旬の野菜や果物、豆類、ナッツ&シード、海藻をとります。

    可能であれば、玄米や発芽玄米・胚芽精米を食べましょう。
    (管理人は穀物で低血糖になってしまうので、果物といも類で炭水化物をとっています)

    動物性たんぱく質を食べる人は、たんぱく質の消化には胃酸が必要なので、たんぱく質を食事の最初に食べてください。
    その次に野菜、最後に炭水化物を食べるようにして、食事での血糖値急上昇を防ぎましょう。

    関連記事:「低血糖症と副腎疲労の食事とは?何を食べればいいの?」

    まとめ

    低血糖症とは、血糖値を調節するインスリンの分泌過剰&グルカゴン分泌不足によって血糖値が低くなる病気です。
    低血糖になると、アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールが過剰分泌・分泌不足となります。
    身体的・精神的にさまざまな不調を引き起こします。

    病気と認定されていないので、一般の病院では「治療の必要なし」とされてしまいます。
    専門のクリニックでは、保険が利かないので治療費は高額になります。

    専門のクリニックに行けない場合は、お近くの内科にかかり、血液検査をしてもらいましょう。
    空腹時の血糖値とインスリン量を測ってもらってください。

    食事療法と栄養療法が治療の基本です。

    糖質制限
    できる人は、やってみましょう。
    できない人は主食を未精製穀物 に替えてみてください。
    肉・魚・卵・乳製品・野菜・果物・豆類・ナッツなど、加工食品でなく自然食品をとりましょう。


    ココ